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現場仕事と仲間のこととか、たまにイデオロギー的なことをつれづれに。 読んだ本、すきな音楽やライブのことだとか。 脈絡無く戯言を書き殴る為の、徒然草。
2024/05/19/Sun
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2013/12/04/Wed
今日は朝から四国は高知県に来ています。

この土地に足を踏み入れるのは実に25年ぶりくらい。


またしても、勿論、ひとり旅ですよ。(笑)
基本、旅はひとりなわたくしです。


恐らく前回訪れた時は4歳児でしたが、やっぱりひとりで来ていましたので、ある程度記憶にあるのです。
誰かに連れられて来てしまうと、中々覚えられないし、記憶にも残らないもんなんですけどね。

4歳のときは大阪湾からフェリーに乗って高知湾あたりに着き、そこに迎えに来てもらってた近所のおじさん(?)の軽トラに乗せてもらい、目的の村に入ったあたりから親戚の伯父さんの車に乗り換えました。
軽トラが狭くて、知らないおじさんの膝の上に座らされたことがすごく嫌だったこと、鮮明に覚えています。
知らないおじさんが嫌だったわけではなく、どちらかと言うと、4歳にもなって大人の膝に座ることが恥ずかしくて嫌だったんですね。

もううちは子供とちゃうねん!
ひとりで船乗って四国まで来たんやで!
って感じです。


まぁ、当時何で私が両親(もしくは里親)に連れられることもなくひとりで法事に行ったかと言いますと…単純に金がなかったんですよね。我が家に。(爆)

子供料金だとたいして金は掛からんし、それに暇はべらぼうにあるし。

ちょっと頭弱い母は、そんな考えで一家代表に4歳のガキを選んだのでした。

…もちろん、田舎の家に着いたら家長の姉さん(伯母)にガンガンに怒られましたよ。なに考えてんだ、あのアホは!って。
親の死に目に来る気もないんか!とか、こんな誰の子かもわからん子ひとりで寄越して!とか、とにかくボロクソ言われたことだけは覚えています。

さすがに子供ながらにいろいろ思いましたよ。
「あ、あの人、うちの存在きょうだいに教えてなかったんだ」とか「やっぱり家が常識はずれなんやなくて、これはあの人個人の問題なんや…」とかね。


そんな微妙な思い出も今となっては貴重な体験で、あのときすっとんきょうに怒ってくれた伯母さんには大変感謝してます。
あの体験があったからこそ、私は客観的視点で自分の家を見れるようになったし、ある程度は腹も立たなくなったのです。



そんな、土佐の国も、もうずっと行っていませんでした。
連絡を取り合うことの出来る親戚もひとり、またひとりと減っていき、噂では家ももう廃墟と化しているとか。

20余年前に訪れた時には、母屋と離れに分かれた昔ながらの平屋で、離れの厠はボットン便所、風呂がまは蒔きをくべて炊くものでした。
風呂を沸かすとき、裏で息を吹き掛けるんですが、藪蚊がすごいし火の粉で火傷はするしで、こりゃ風呂は毎日入るもんじゃないな、と思いましたよ。

でも、夕方になったら風呂用の蒔を拾いに山に入るのは中々楽しかったです。



今日は、そんな幼き日の夏の記憶を辿って、沢村家のお墓を探しにきています。


当時、既に手が行き届いてない雰囲気だった墓は果たしてまだ残っているのでしょうか?


社会人になった頃、片親の親族を辿って連絡を片っ端から取り、そんな中偶然にも再会した甥と今はしょっちゅう会うようになったように、今回もまだ間に合うでしょうか?

墓の場所を知るという第一目的に向け、数年前から親族の連絡先を探していたのですが、先日やっと勇気を出して手紙をしたため、返信が来たのです。



こういうことは、タイミングを失うと何十年も経ってしまうものなので。
うちの母が、ろくに帰省もしないままだらだらと四十年過ごしてしまったみたいに。

だから、タイミングは自分で作るものなのですね。

それが、私には30歳の節目だったのです。



…自分で設けた期限すらギリギリですけどね。
とりあえず。

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二十代半ば(から始めたこのブログ・・・2014年現在、三十路突入中)、大阪市東成区出身。
乗り物の整備をしている、しがないサラリーマン。
3度の飯より睡眠、パンクなライブ、電車読書、などを好む。
この名前表記のまま、関西小劇団で素人脚本家として細々と活動中でもある。

1997年頃~2006年ごろまで、「ハル」「サワムラハル」のHNで創作小説サイトで細々とネットの住民してたがサーバーダウン&引越しによるネット環境消滅が原因で3年ほど音信不通に。。。
あの頃の自分を知っているヒトが偶然にもここを通りかかるのはキセキに近いがそれを願わずにはいられない。
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