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現場仕事と仲間のこととか、たまにイデオロギー的なことをつれづれに。 読んだ本、すきな音楽やライブのことだとか。 脈絡無く戯言を書き殴る為の、徒然草。
2024/05/06/Mon
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2010/03/25/Thu

何かを創造するとき、意識的に大衆の目を気にしているのだと思う。
多かれ少なかれ。
けど、大前提にそれが、お金を払ってもらうものとなると、仕事ではプロ根性を見せなきゃいけないし、コスト面でも品質でも納得のいくボーダーラインを求められて、それを的確に提供できるのが、その道のプロなんだろう。

それが、本職の仕事ではなくって、趣味の領域をまだ出ないものであっても同じ。

人様に見ていただくことが前提であると、ましてやそれにお金が関わってくるような次元の話になると、「大衆向け」かどうか?というところを意識するようになる。

「大衆向け」には、いくつか制約があって、「表現の自由」とあってもなんでも自由に書き殴るわけにはいかない。


例えば、エロやグロや犯罪や差別用語やらには規制がかかってくるし、一部のマニア層にしか理解されないようなものを創るわけにはいかない。



これが結構、難しいものだと、実際ちょこっとだけやけど、やってみると解った。

 

普段、私がインディーズバンドの曲がすきな理由や気になったアーティストの処女作を必ずチェックするのは、そういう意識から。

メジャーや、インディーズであっても完成されてくると、作品としてのクオリティーは確実に上がってくるが、いろいろな制約や大衆の目を意識して云いたいことをある程度抑えた作品になってしまうと思っているからだ。
もちろん、マイナス面ばかりではないのも解ってる。



けど、荒削りでいい。
もっと制約の少ない中で、思いっきり唄われた「魂の叫び」みたいなものが聴きたいし、観たい。



喩えひとりで書いていても、吐き出された言葉やこの世に生み出されたソレは、時に創造者である自分でさえも「鑑賞者」としての「他者」になりうる。

何かを創造するとき、喩えお金を取ったりしなくても、多少なりとは他人の眼に触れたときの他者の意識はあるにしても、なるべく制約の少ない中で造られたものに触れていたいし、自分もそうありたい。





完全な自由なんて、この世に存在しないのなら。

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サワムラの主催する小劇団…のはず。2012年に旗揚げ公演を行い、2014年現在、5月公演に向けて準備中。

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サワムラヨウコ
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二十代半ば(から始めたこのブログ・・・2014年現在、三十路突入中)、大阪市東成区出身。
乗り物の整備をしている、しがないサラリーマン。
3度の飯より睡眠、パンクなライブ、電車読書、などを好む。
この名前表記のまま、関西小劇団で素人脚本家として細々と活動中でもある。

1997年頃~2006年ごろまで、「ハル」「サワムラハル」のHNで創作小説サイトで細々とネットの住民してたがサーバーダウン&引越しによるネット環境消滅が原因で3年ほど音信不通に。。。
あの頃の自分を知っているヒトが偶然にもここを通りかかるのはキセキに近いがそれを願わずにはいられない。
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