現場仕事と仲間のこととか、たまにイデオロギー的なことをつれづれに。
読んだ本、すきな音楽やライブのことだとか。
脈絡無く戯言を書き殴る為の、徒然草。
2012/06/09/Sat
何て言いますか………
今さっき、失恋してきました。(爆)
恋愛的に想われてないことが判ってたんですが、まぁ敢えてフラれに行ったわけですよ。
それも、こんな夜更けに。
敢えてね。
愛の告白をしに行ったはずなのに、途中から何故かふたりして手を掴み合って、大笑いしてました。
「手を繋ぎ合って」ではなく「掴み合って」です。
私は彼に触れていたくて手を掴んだんですが、向こうはこれ以上来るな、という牽制をかけているのですよ。プロレス状態ですよ。(笑)
夜明けの薄暗い部屋の中で、
「あたし真剣に話てんだけど!何でお前は笑ってんだよ!」
「場を和ませようと思って」
「そんな気遣い今いらねぇよ!」
「泣きたい…」
「それはあたしのセリフなんだけど。」
てゆうコントを繰り広げました。。。
何でこんな、誰も見てない場所で(彼の部屋)、笑いを取り合わなければならないのか!
でも、気まずくなりたくないという彼の気持ちも判るから、そこは百歩譲って許しましょう。
そして、ウザイし早く寝たい(なんせ夜勤明け)から、目の前で女の子に泣かれたくなかったって気持ちも分かりますからね。
「まぁ、ぜんぜん、好かれてないの、判ってたんだけどね。あたし、勘違いヤローのイタイ子じゃないから」
と言ったら、
「あのね、それは違いますからね!ぜんぜん好きじゃない人をいくらなんでもこんな時間に部屋に入れないですからね。そこだけは、勘違いしないで下さいよ」
なんて言われた。
さっきは散々、とにかく今以上にスキになることもキライになることもないし、女の子として見たこともないし、これからも見ることはない。
なんて宣言したくせにね。
「そろそろ帰っていただかないと、本気で摘み出しますよ?」
なんて言われたんで、とぼとぼと玄関に行きました。
「あたしさ、あんたのその変わったところがスキなんよ」
「変わったって、どーゆう意味?」
「ヘンタイってこと」
「帰れ帰れ!二度と来んな~」
「……」
「嘘ですよ。襲う気なければ、来てもいいですよ。掃除しときますんで」
「そこはいいんだ……」
「沢村さんは、ボクにとって一番、気の許せる相手なんですよ」
「……そーだね。知ってるよ」
彼は、寂しがり屋で。
でも極度の人見知りで。
いつも人付き合いは一定の距離感を必ず保って接している。
その半径をぶち壊して彼のこころにあたしが触れることが出来たのは、確かなのだ。
恋人を作る気はないから。
好みの女性ではないから。
と言って、恋人付き合いは断られてしまったけど、
ひとりの人として、氷の壁で閉ざしていた彼のこころに踏み込めていたのは、嬉しかった。
「自棄酒に気を付けて」
「そんなことしないよ」
「泣かないで下さいよ」
「泣くわけないじゃん、ここでは」
「……気を付けて、帰って下さいね」
「うん。じゃあね、おやすみ」
お土産に貰った、久保田の日本酒の箱を胸に抱き、あたしは玄関のドアを閉めた。
2年近くの、長い片想いにも、ひとまずサヨナラ。
今さっき、失恋してきました。(爆)
恋愛的に想われてないことが判ってたんですが、まぁ敢えてフラれに行ったわけですよ。
それも、こんな夜更けに。
敢えてね。
愛の告白をしに行ったはずなのに、途中から何故かふたりして手を掴み合って、大笑いしてました。
「手を繋ぎ合って」ではなく「掴み合って」です。
私は彼に触れていたくて手を掴んだんですが、向こうはこれ以上来るな、という牽制をかけているのですよ。プロレス状態ですよ。(笑)
夜明けの薄暗い部屋の中で、
「あたし真剣に話てんだけど!何でお前は笑ってんだよ!」
「場を和ませようと思って」
「そんな気遣い今いらねぇよ!」
「泣きたい…」
「それはあたしのセリフなんだけど。」
てゆうコントを繰り広げました。。。
何でこんな、誰も見てない場所で(彼の部屋)、笑いを取り合わなければならないのか!
でも、気まずくなりたくないという彼の気持ちも判るから、そこは百歩譲って許しましょう。
そして、ウザイし早く寝たい(なんせ夜勤明け)から、目の前で女の子に泣かれたくなかったって気持ちも分かりますからね。
「まぁ、ぜんぜん、好かれてないの、判ってたんだけどね。あたし、勘違いヤローのイタイ子じゃないから」
と言ったら、
「あのね、それは違いますからね!ぜんぜん好きじゃない人をいくらなんでもこんな時間に部屋に入れないですからね。そこだけは、勘違いしないで下さいよ」
なんて言われた。
さっきは散々、とにかく今以上にスキになることもキライになることもないし、女の子として見たこともないし、これからも見ることはない。
なんて宣言したくせにね。
「そろそろ帰っていただかないと、本気で摘み出しますよ?」
なんて言われたんで、とぼとぼと玄関に行きました。
「あたしさ、あんたのその変わったところがスキなんよ」
「変わったって、どーゆう意味?」
「ヘンタイってこと」
「帰れ帰れ!二度と来んな~」
「……」
「嘘ですよ。襲う気なければ、来てもいいですよ。掃除しときますんで」
「そこはいいんだ……」
「沢村さんは、ボクにとって一番、気の許せる相手なんですよ」
「……そーだね。知ってるよ」
彼は、寂しがり屋で。
でも極度の人見知りで。
いつも人付き合いは一定の距離感を必ず保って接している。
その半径をぶち壊して彼のこころにあたしが触れることが出来たのは、確かなのだ。
恋人を作る気はないから。
好みの女性ではないから。
と言って、恋人付き合いは断られてしまったけど、
ひとりの人として、氷の壁で閉ざしていた彼のこころに踏み込めていたのは、嬉しかった。
「自棄酒に気を付けて」
「そんなことしないよ」
「泣かないで下さいよ」
「泣くわけないじゃん、ここでは」
「……気を付けて、帰って下さいね」
「うん。じゃあね、おやすみ」
お土産に貰った、久保田の日本酒の箱を胸に抱き、あたしは玄関のドアを閉めた。
2年近くの、長い片想いにも、ひとまずサヨナラ。
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プロフィール
HN:
サワムラヨウコ
自己紹介:
二十代半ば(から始めたこのブログ・・・2014年現在、三十路突入中)、大阪市東成区出身。
乗り物の整備をしている、しがないサラリーマン。
3度の飯より睡眠、パンクなライブ、電車読書、などを好む。
この名前表記のまま、関西小劇団で素人脚本家として細々と活動中でもある。
1997年頃~2006年ごろまで、「ハル」「サワムラハル」のHNで創作小説サイトで細々とネットの住民してたがサーバーダウン&引越しによるネット環境消滅が原因で3年ほど音信不通に。。。
あの頃の自分を知っているヒトが偶然にもここを通りかかるのはキセキに近いがそれを願わずにはいられない。
乗り物の整備をしている、しがないサラリーマン。
3度の飯より睡眠、パンクなライブ、電車読書、などを好む。
この名前表記のまま、関西小劇団で素人脚本家として細々と活動中でもある。
1997年頃~2006年ごろまで、「ハル」「サワムラハル」のHNで創作小説サイトで細々とネットの住民してたがサーバーダウン&引越しによるネット環境消滅が原因で3年ほど音信不通に。。。
あの頃の自分を知っているヒトが偶然にもここを通りかかるのはキセキに近いがそれを願わずにはいられない。
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