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現場仕事と仲間のこととか、たまにイデオロギー的なことをつれづれに。 読んだ本、すきな音楽やライブのことだとか。 脈絡無く戯言を書き殴る為の、徒然草。
2024/11/25/Mon
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2010/03/27/Sat
就職して、はじめて与えられた仕事をきちんとこなせたとき。


ペアだった教官のセンパイが、作業帽ごしに頭を撫でた。
ごく自然に、やるやん?って言いながら。



それは、21歳のとき。



誰かに頭を撫でられたのははじめてで、戸惑ったけど、それがそのセンパイからしたらごく自然な流れだったことがすぐに解ったから、凄く嬉しい気持ちになれた。


ひとに、自分の存在を認められたみたいで。




思えば、子供の頃は、誰かに頭を撫でて貰った経験はなかったな、とその時気付いた。


よく、テレビドラマや漫画なんかでは、大人が小さな子供の頭を撫でてる場面を割りとよく見掛けるが、あれはフィクションゆえの演出だと、ずっと信じていた。

でも、もしかしたら、頭を撫でる親もいるのかも知れない。

と、その時思った。



じゃあ、我が子をおもいっきり抱きしめている場面はどうなんだろう?


たまに、公園などで、そういう親子を見掛ける。

これは最近のことで、自分が大人になってから気付いたこと。



昔もそうだったのだろうか?


それとも、最近の流行りなのだろうか?


欧米の影響?

今まで、自分に縁がなかったから、気付かなかっただけ?

それとも、無意識のうちに、見ないようにしてただけ?




もう、いい年の大人なのに、自分もあんな風に手放しの愛を感じてみたい。

なんて、羨ましく思ってしまう。



いつか、誰かに、無償の愛を注いで貰いたい。

今から両親をつくることは無理だから、恋人でもいい。



ほんとうの声で、手放しの愛を感じれる言葉を、私だけのために言ってみて欲しいなぁ。



一生に、一度でええんやで。



伸びてくる手に打たれないように怯えたり、どうせ自分はあのひとの一番たいせつな人間やないと愛情の制限を決めたりしなくてもいい日が、いつか来るのでしょうか?




そんな日が来るなら、もうしばらく生きていてもいいかなぁ。

なんて思えます。



人生には、きっといつか、どこかの時点で、想像もしていなかった幸福の瞬間が用意されているはずだから。


金持ちにも、貧乏にも、男にも、女にも、みんなみんな、平等に。

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サワムラの主催する小劇団…のはず。2012年に旗揚げ公演を行い、2014年現在、5月公演に向けて準備中。

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二十代半ば(から始めたこのブログ・・・2014年現在、三十路突入中)、大阪市東成区出身。
乗り物の整備をしている、しがないサラリーマン。
3度の飯より睡眠、パンクなライブ、電車読書、などを好む。
この名前表記のまま、関西小劇団で素人脚本家として細々と活動中でもある。

1997年頃~2006年ごろまで、「ハル」「サワムラハル」のHNで創作小説サイトで細々とネットの住民してたがサーバーダウン&引越しによるネット環境消滅が原因で3年ほど音信不通に。。。
あの頃の自分を知っているヒトが偶然にもここを通りかかるのはキセキに近いがそれを願わずにはいられない。
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