現場仕事と仲間のこととか、たまにイデオロギー的なことをつれづれに。
読んだ本、すきな音楽やライブのことだとか。
脈絡無く戯言を書き殴る為の、徒然草。
2013/03/26/Tue
初めて担当した現場の責任者の3週間の最終日。
書類整理に追われて必死に片付けていたら、初めて連絡の来る他部署の後輩から1通のメールが入っていました。
「今日、飲みに行きませんか?」
これは確実に人生相談があるにおい。
「今日はかなり残業になるけど明日休みやから遅い時間からならいいよ」
と返して、21時ごろから飲み屋に。
ふたりとも運転があるのでジュースを注文して、ドリンクが来る前からいきなり彼は話しはじめました。
「今日はどうしても沢村さんに会いたくて。誰にも分かってもらえなくても、沢村さんなら分かってくれると思ったから」
恐らく4つくらい後輩にあたる彼とはあまり一緒に仕事をしたことはありませんが、何となく、家庭に事情のある子なんだということは知っていました。
こういうことは、人間、空気で判るものなんで、彼も私のことは何も知らなくても何となく判っていたみたいでした。
家庭のゴタゴタを一気に吐露して、最後に恋人と縁を切ってきたと笑う彼。
「いいと思うよ。肩の荷は、一旦ぜんぶ、下ろしたらいいんだよ」
彼は「普通の生活がしたかった」「普通の人生を歩みたかった」と繰り返し言っていて、「普通」という言葉に拘っていたけれど。
でも、「普通」じゃない人生だったからこそ、お前は周りの人より絶対強いんだよ。
小さなことではへこたれないし苦にも感じない。それは財産だよ。
「人間はみんな平等だなんて、温室育ちのクソが言うことだ」
「でもきっと、ある意味平等に感情は感じてるはずだから、やっぱり平等なんだと思う。お金持ちな人は何をやっても仕合わせを感じられなくても、貧乏な人はジュース1本買えただけでも仕合わせを感じることが出来るんだから。それって、得してると思わない?」
そんな話しを、素面で延々としてました。
「彼女も全然理解してくんないアマチャンだったから振ってやりましたよ。女なんて星の数ほどいるんだし!」
「そうだね。異性は星の数ほどいるね。でも、お前はその星の数ほどいる異性と出会うことすらなく死んでいくんだよ。外国の女性で出会う比率はどんくらい?この日本の、お前の住む町を通り過ぎる限られた数の女性としか出会えないんだから、せっかく出会えた人との関係は大切にしたほうがいいよ」
この言葉に、彼は大変感銘を受けていました。
「……本当だ!!沢村さんすげぇ!!俺、今まで異性は星の数ほどいると思ってたけど、確かにそんなに出会えるわけねぇじゃん!」
彼は、こういう話しをあなたはしてくれると思ったから、今日は沢村さんとどうしても会いたかったんですよ。
と話してくれました。
俺の今までの人生観を素直に受け入れて、打ち壊してくれる意見をくれるだろうな、と思ったから。
とはしゃぐようにゆって。
大勢の異性から俺を選んで貰いたいから、束縛だってしないし、他の男と遊んだっていい。
と彼女には言っていた、と胸を張る彼に、
「その考えは若い人の考えなんよ。あたしもハタチのころは同じことを彼氏に言ってたし相手も言ってたけど、ある人に言われたんよね。若い人が言うことだね、って。」
今ならその意味が判るよ。
だって、せっかく出会えた人を自分からみすみす手放すようなことを相手に伝えるなんてバカだよ。運命の人なんて世の中にいっぱいいて、その中からせっかく自分を選んでくれたのにさ。心の中では大勢の中からこの人を選んでる、と思えばいいけど、口に出して相手に言うことじゃないよ。
と言うと、それにも大変感銘を受けてくれました。
「ほんまや!俺、ガキやった!!恥ずかしー」と。
まだまだ人生、これから大変なことがいっぱいあるけど、お互い絶対、強いはずだから、自分の人生楽しんでいこうね、ツゥくん。
書類整理に追われて必死に片付けていたら、初めて連絡の来る他部署の後輩から1通のメールが入っていました。
「今日、飲みに行きませんか?」
これは確実に人生相談があるにおい。
「今日はかなり残業になるけど明日休みやから遅い時間からならいいよ」
と返して、21時ごろから飲み屋に。
ふたりとも運転があるのでジュースを注文して、ドリンクが来る前からいきなり彼は話しはじめました。
「今日はどうしても沢村さんに会いたくて。誰にも分かってもらえなくても、沢村さんなら分かってくれると思ったから」
恐らく4つくらい後輩にあたる彼とはあまり一緒に仕事をしたことはありませんが、何となく、家庭に事情のある子なんだということは知っていました。
こういうことは、人間、空気で判るものなんで、彼も私のことは何も知らなくても何となく判っていたみたいでした。
家庭のゴタゴタを一気に吐露して、最後に恋人と縁を切ってきたと笑う彼。
「いいと思うよ。肩の荷は、一旦ぜんぶ、下ろしたらいいんだよ」
彼は「普通の生活がしたかった」「普通の人生を歩みたかった」と繰り返し言っていて、「普通」という言葉に拘っていたけれど。
でも、「普通」じゃない人生だったからこそ、お前は周りの人より絶対強いんだよ。
小さなことではへこたれないし苦にも感じない。それは財産だよ。
「人間はみんな平等だなんて、温室育ちのクソが言うことだ」
「でもきっと、ある意味平等に感情は感じてるはずだから、やっぱり平等なんだと思う。お金持ちな人は何をやっても仕合わせを感じられなくても、貧乏な人はジュース1本買えただけでも仕合わせを感じることが出来るんだから。それって、得してると思わない?」
そんな話しを、素面で延々としてました。
「彼女も全然理解してくんないアマチャンだったから振ってやりましたよ。女なんて星の数ほどいるんだし!」
「そうだね。異性は星の数ほどいるね。でも、お前はその星の数ほどいる異性と出会うことすらなく死んでいくんだよ。外国の女性で出会う比率はどんくらい?この日本の、お前の住む町を通り過ぎる限られた数の女性としか出会えないんだから、せっかく出会えた人との関係は大切にしたほうがいいよ」
この言葉に、彼は大変感銘を受けていました。
「……本当だ!!沢村さんすげぇ!!俺、今まで異性は星の数ほどいると思ってたけど、確かにそんなに出会えるわけねぇじゃん!」
彼は、こういう話しをあなたはしてくれると思ったから、今日は沢村さんとどうしても会いたかったんですよ。
と話してくれました。
俺の今までの人生観を素直に受け入れて、打ち壊してくれる意見をくれるだろうな、と思ったから。
とはしゃぐようにゆって。
大勢の異性から俺を選んで貰いたいから、束縛だってしないし、他の男と遊んだっていい。
と彼女には言っていた、と胸を張る彼に、
「その考えは若い人の考えなんよ。あたしもハタチのころは同じことを彼氏に言ってたし相手も言ってたけど、ある人に言われたんよね。若い人が言うことだね、って。」
今ならその意味が判るよ。
だって、せっかく出会えた人を自分からみすみす手放すようなことを相手に伝えるなんてバカだよ。運命の人なんて世の中にいっぱいいて、その中からせっかく自分を選んでくれたのにさ。心の中では大勢の中からこの人を選んでる、と思えばいいけど、口に出して相手に言うことじゃないよ。
と言うと、それにも大変感銘を受けてくれました。
「ほんまや!俺、ガキやった!!恥ずかしー」と。
まだまだ人生、これから大変なことがいっぱいあるけど、お互い絶対、強いはずだから、自分の人生楽しんでいこうね、ツゥくん。
PR
COMMENT
ブックマーク
月嘩
サワムラの主催する小劇団…のはず。2012年に旗揚げ公演を行い、2014年現在、5月公演に向けて準備中。
きょう
サワムラの創作サイト。主に小説を公開中。更新頻度は亀。
蛙鳴蝉噪
コミックシティ参加時の我がサークルの情報サイト。
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリー
最新記事
(02/07)
(01/31)
(01/17)
(01/06)
(01/01)
最古記事
(03/13)
(03/18)
(03/19)
(03/20)
(03/21)
プロフィール
HN:
サワムラヨウコ
自己紹介:
二十代半ば(から始めたこのブログ・・・2014年現在、三十路突入中)、大阪市東成区出身。
乗り物の整備をしている、しがないサラリーマン。
3度の飯より睡眠、パンクなライブ、電車読書、などを好む。
この名前表記のまま、関西小劇団で素人脚本家として細々と活動中でもある。
1997年頃~2006年ごろまで、「ハル」「サワムラハル」のHNで創作小説サイトで細々とネットの住民してたがサーバーダウン&引越しによるネット環境消滅が原因で3年ほど音信不通に。。。
あの頃の自分を知っているヒトが偶然にもここを通りかかるのはキセキに近いがそれを願わずにはいられない。
乗り物の整備をしている、しがないサラリーマン。
3度の飯より睡眠、パンクなライブ、電車読書、などを好む。
この名前表記のまま、関西小劇団で素人脚本家として細々と活動中でもある。
1997年頃~2006年ごろまで、「ハル」「サワムラハル」のHNで創作小説サイトで細々とネットの住民してたがサーバーダウン&引越しによるネット環境消滅が原因で3年ほど音信不通に。。。
あの頃の自分を知っているヒトが偶然にもここを通りかかるのはキセキに近いがそれを願わずにはいられない。
カウンター
アクセス解析