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現場仕事と仲間のこととか、たまにイデオロギー的なことをつれづれに。 読んだ本、すきな音楽やライブのことだとか。 脈絡無く戯言を書き殴る為の、徒然草。
2024/11/27/Wed
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2011/07/10/Sun
父と母は昭和10年代生まれです。
私はまだ20代の一応若者?ですが、彼らの子の同世代にあたる姉たちはみんな45~55歳です。

つまり、第二次世界大戦が終結した昭和20年には、父や母はとっくに生まれておりました。

しかし、戦争体験者ではなく、昭和初期の田舎の暮らしをしていただけみたいです。

都会生まれの人なら記憶に残る空襲があったり、兄弟親戚ご近所さんが徴兵されたりあったのかも知れませんけどね。(「火垂るの墓」の作者と同い年くらい)

ふたりとも全く別の土地でしたが田舎だったので被害はなく、元々自給自足だから配給もなく、死んだ兄弟たちはみんな病死、と、意外に平和な話しか聞きませんでした。
父に至ってはハイカラな祖母(父にとっては母)による洋風料理(カレーやプディング)を作って貰いながら育ったそうです。
そんな料理何処で覚えたのかと祖母に聞くと、買ってた雑誌に載っていたと。

テレビや電話は町内に1つ、持ってる人の家にみんな集まってくるのが当たり前、本や雑誌もクラスの金持ちな人が読んだものをみんなで回し読みするのが当たり前だった時代で、これは凄い。(「となりのトトロ」みたいな感じですね)


それはさておき、そんな父母から度々聞いた、彼らの子供の頃のエピソードをまとめて1つの物語に出来ないかと思いました。


村にひとつだった井戸に毎朝水を汲みに行ったこと。
家族みんなで掘った家の裏の防空壕。
義務教育が4年・4年制だった尋常小学校の話。
きらきら光るセルロイド製の筆箱。
伯父から譲り受けたセイコーの振り子式腕時計。
常に竹刀を携えた未だに軍人主義の教師。
少女雑誌それいゆ。
あんみつ姫。
東京から来た洋服を着こなす都会的でハンサムな教師。
日常着は着物だっこと。
サナダ虫と虫下しによる副作用。
集団就職。


私自身が当の田舎で幼き日に過ごしたひと夏の経験(薪の風呂焚きや1日の終わりのゴミの焼却。無人露店や山への薪拾い)も踏まえて。

それらを上手く繋いで、いつか近い内に物語に出来たらなぁ、と思います。
あの人たちが、生きている内に。

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二十代半ば(から始めたこのブログ・・・2014年現在、三十路突入中)、大阪市東成区出身。
乗り物の整備をしている、しがないサラリーマン。
3度の飯より睡眠、パンクなライブ、電車読書、などを好む。
この名前表記のまま、関西小劇団で素人脚本家として細々と活動中でもある。

1997年頃~2006年ごろまで、「ハル」「サワムラハル」のHNで創作小説サイトで細々とネットの住民してたがサーバーダウン&引越しによるネット環境消滅が原因で3年ほど音信不通に。。。
あの頃の自分を知っているヒトが偶然にもここを通りかかるのはキセキに近いがそれを願わずにはいられない。
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